▼この記事でできること
- 最新のInstagramにおける「効果のないハッシュタグの使い方」とその理由がわかる
- リーチとエンゲージメントを最大化するための「戦略的なハッシュタグの選び方・使い方」を学べる
- ハッシュタグ選定の手間を減らす「簡単で便利なツール」とその活用法を知ることができる
こんにちは、タテマツです。
Instagram運用において、ハッシュタグは依然として投稿を多くの人に見てもらうための重要な要素です。しかし、その役割は単なる「タグ付け」から、Instagramのアルゴリズムがコンテンツを理解し、適切なユーザーへ届けるための「道しるべ」へと進化しています。
かつてのように「関連性の低いものを数多くつける」「毎回同じものを使い回す」といった”適当な”ハッシュタグ戦略は、効果がないばかりか、アカウントの成長を妨げる可能性すらあります。
この記事では、2025年4月現在の最新情報に基づき、なぜハッシュタグを戦略的に選ぶべきなのか、そして具体的にどう活用すれば効果を最大化できるのかを、便利なツールにも触れながら解説します。
なぜ「適当な」ハッシュタグがNGなのか?【 5つの理由】
- 【理由1】アルゴリズムにコンテンツを誤解される → 届けたい層に届かない
- 現在のInstagramアルゴリズムは、ハッシュタグやキャプションのキーワードを解析し、「この投稿が何についてのものか」を理解しようとします。
関連性の低いハッシュタグは、アルゴリズムを混乱させ、結果的にあなたのコンテンツに興味を持つ可能性の低いユーザーに表示されたり、逆に興味を持つはずのユーザーへの表示機会を失ったりします。
- 現在のInstagramアルゴリズムは、ハッシュタグやキャプションのキーワードを解析し、「この投稿が何についてのものか」を理解しようとします。
- 【理由2】発見タブや関連投稿への掲載チャンスを逃す
- 適切で関連性の高いハッシュタグは、ユーザーが特定のトピックを検索した際や、発見タブ(Explore Page)でおすすめとして表示される可能性を高めます。
適当なハッシュタグでは、こうした重要な発見の機会を自ら放棄していることになります。
- 適切で関連性の高いハッシュタグは、ユーザーが特定のトピックを検索した際や、発見タブ(Explore Page)でおすすめとして表示される可能性を高めます。
- 【理由3】エンゲージメント率の低下につながる
- 関連性の低いハッシュタグ経由であなたの投稿にたどり着いたユーザーは、コンテンツに興味を持つ可能性が低いため、「いいね!」やコメント、保存といったエンゲージメント(反応)をしてくれる確率も低くなります。
低いエンゲージメント率は、アルゴリズムからの評価を下げる一因となり、さらなるリーチ減少を招く悪循環に陥る可能性があります。
- 関連性の低いハッシュタグ経由であなたの投稿にたどり着いたユーザーは、コンテンツに興味を持つ可能性が低いため、「いいね!」やコメント、保存といったエンゲージメント(反応)をしてくれる確率も低くなります。
- 【理由4】アカウントが「スパム的」と見なされるリスク
- 投稿内容と全く関係のないハッシュタグを大量につけたり、毎回全く同じハッシュタグ群をコピー&ペーストしたりする行為は、ユーザーに不快感を与えるだけでなく、Instagram側からスパム的なアカウントと見なされるリスクも伴います。
リーチが制限される(シャドウバンと呼ばれる状態に近い)可能性も考慮すべきです。
- 投稿内容と全く関係のないハッシュタグを大量につけたり、毎回全く同じハッシュタグ群をコピー&ペーストしたりする行為は、ユーザーに不快感を与えるだけでなく、Instagram側からスパム的なアカウントと見なされるリスクも伴います。
- 【理由5】効果測定と改善が困難になる
- どのハッシュタグがリーチやエンゲージメントに貢献しているのかを分析することは、戦略改善のために不可欠です。適当に選ばれたハッシュタグばかりでは、どのタグが有効だったのかを正確に把握できず、データに基づいた改善が難しくなります。
【2025年版】効果を最大化するInstagramハッシュタグ最新戦略
では、具体的にどのようにハッシュタグを選び、活用すれば良いのでしょうか?
便利なツールも活用しながら、効果的な戦略を組み立てましょう。
- 「量より質」を意識する – 関連性を最重要視
- 最大30個までつけられますが、数を埋めることよりも、投稿内容、ターゲット層、そしてアカウントのテーマに関連性の高いハッシュタグを厳選することが最重要です。
一般的には5〜15個程度の質の高いハッシュタグを選ぶのが効果的とされています。
多すぎると、かえってノイズになる可能性もあります。
- 最大30個までつけられますが、数を埋めることよりも、投稿内容、ターゲット層、そしてアカウントのテーマに関連性の高いハッシュタグを厳選することが最重要です。
- ハッシュタグの調査と選定 – ツールを活用しよう!
- 効果的なハッシュタグを見つけるためには、調査が不可欠です。ここで便利なツールが役立ちます。
- まずはInstagramアプリ内で調査
検索窓にキーワードを入力し、サジェストされる関連ハッシュタグやその投稿件数を確認しましょう。
これは最も手軽で基本的な調査方法です。
関連タグの投稿件数を見れば、そのタグの規模感(人気度)も把握できます。 - アイデア出しと候補発見におすすめ
ハシュレコ
キーワードを入力するだけで、関連性の高いハッシュタグ候補を多数提案してくれる無料ツールです。
自分では思いつかないようなニッチなタグやコミュニティタグを見つけるのに役立ちます。
シンプルで使いやすいのが特徴です。
ハシュレコ
このハシュレコ、登録不要のオンラインサービスで、分かりやすい画面かつ、とても簡単な操作でユーザー登録なども不要なのでおすすめです。
これらのアプリやツールを上手に活用することで、中小企業経営者の方々は、インスタグラムでの集客効果を高めることができます。
ぜひ、自社の商品やサービスに合ったハッシュタグを継続的に投稿することで、フォロワー数を増やし、ブランド認知度を高めていきましょう。
- まずはInstagramアプリ内で調査
- 検索ニーズを探る
ラッコキーワード
SEO向けのツールですが、Instagramのハッシュタグ調査にも応用可能です。
ユーザーがどんな言葉で検索しているか、どんな関連語句に関心があるかのヒントが得られ、投稿内容やハッシュタグ選定の参考になります。 - 海外ツールも参考に
Keyword Tool (keywordtool.io)
やAhrefs Free Instagram Hashtag Generator
など、海外製の無料ツールも選択肢です。
日本語の精度は確認が必要ですが、異なる視点での候補が見つかるかもしれません。 - 【重要】ツールはあくまで補助
これらのツールは時間短縮やアイデア出しに非常に有効ですが、提案されたタグをそのまま使うのではなく、必ず自分の目で見て、投稿内容との関連性を吟味しましょう。
最終的な判断はあなた自身が行う必要があります。
- 効果的なハッシュタグを見つけるためには、調査が不可欠です。ここで便利なツールが役立ちます。
- ハッシュタグの種類を戦略的に組み合わせる
- ツールで見つけた候補や自分で考えたタグを、以下の種類に分類し、バランス良く組み合わせることを意識しましょう。
これにより、様々な興味を持つユーザー層にアプローチできます。- ビッグキーワード 検索ボリュームが大きい(投稿件数が多い)一般的なタグ(例: #カフェ)
- ミドルキーワード 少し具体化されたタグ(例: #東京カフェ)
- スモールキーワード(ニッチタグ) より専門的・具体的なタグ(例: #隠れ家カフェ東京)
- コミュニティタグ 特定の興味関心を持つ人々が集うタグ(例: #カフェ好きな人と繋がりたい)
- 位置情報タグ 地名やスポット名(例: #渋谷カフェ巡り)
- ブランドタグ 独自のサービス名やキャンペーン名(例: #(自社ブランド名))
- ツールで見つけた候補や自分で考えたタグを、以下の種類に分類し、バランス良く組み合わせることを意識しましょう。
- ハッシュタグは「検索キーワード」として機能することを意識する
- 現在のInstagramは、ハッシュタグだけでなく、キャプション内のキーワードも検索対象になります。
ユーザーが検索しそうな言葉を想像し、関連するキーワードをハッシュタグやキャプションに自然に盛り込む「SEO」的な視点を取り入れましょう。
- 現在のInstagramは、ハッシュタグだけでなく、キャプション内のキーワードも検索対象になります。
- 配置場所:キャプション vs コメント欄
- ハッシュタグをキャプションの最後に書くか、最初のコメント欄に書くかについては、Instagram公式は「どちらでも効果に差はない」としています。
キャプションをすっきり見せたい場合はコメント欄、というように好みや運用スタイルに合わせて選びましょう。
- ハッシュタグをキャプションの最後に書くか、最初のコメント欄に書くかについては、Instagram公式は「どちらでも効果に差はない」としています。
- 毎回同じリストを使い回さない
- 投稿内容に合わせて、毎回ハッシュタグリストを見直し、最適化することが重要です。
基本的な軸となるタグは固定しつつも、その投稿ならではの具体的なタグをいくつか加える柔軟性を持ちましょう。
- 投稿内容に合わせて、毎回ハッシュタグリストを見直し、最適化することが重要です。
- 禁止・非推奨ハッシュタグを避ける
- スパムなどで多用された結果、機能が制限されている「禁止ハッシュタグ」を使用すると、投稿のリーチが著しく低下する可能性があります。
ツールで提案されたタグや自分で選んだタグが該当しないか、念のため注意しましょう。(怪しいタグは避けるのが無難です)
- スパムなどで多用された結果、機能が制限されている「禁止ハッシュタグ」を使用すると、投稿のリーチが著しく低下する可能性があります。
まとめ
Instagramのハッシュタグは、2025年現在、単なる分類ラベルではなく、アルゴリズムへの指示書であり、ユーザーとの重要な接点です。
「なんとなく」「適当に」選ぶのをやめ、
- 関連性を最優先し、
- 便利なツールで効率的に調査・発見し、
- 多様な種類を戦略的に組み合わせ、
- 検索キーワードとしての役割を意識し、
- 分析と改善を継続する
ことで、あなたの投稿は届けたいユーザーにしっかりと届き、エンゲージメントを高め、アカウントの成長へと繋がっていくはずです。
まずは、ご紹介したような簡単なツールから試してみて、あなたのInstagram運用に最適なハッシュタグ戦略を見つけてください。
以下は、過去紹介したハッシュタグツールです。
Display Purposes
入力した単語に関連するハッシュタグを提案してくれるアプリです。
また、関連性や人気度なども可視化されるため、自社の商品やサービスに合わせた適切なハッシュタグを見つけることができます。日本語にも対応しています。
インフルエンサーマーケティングハブのInstagram ハッシュタグジェネレーターツール
このアプリを使用すると、写真をアップロードするだけでハッシュタグを自動生成することができます。(英語)
自社の商品やサービスに関連するハッシュタグを手軽に見つけることができるため、インスタグラムでの集客効果が期待できます。