こんにちは、立松です。

セミナーやプレゼンテーションで作成したPowerPointやGoogleスライドなどの資料。「せっかく作ったのだから、もっと多くの人に見てもらいたい」「自社のウェブサイトにも掲載して情報資産として活用したい」と考えたことはありませんか?

様々なプレゼンテーション資料が並んでいるイメージ
あなたの力作スライド、眠らせていませんか?

今回は、無料で使えるウェブサイト作成ツール「Googleサイト(新しいGoogleサイト)」に、プレゼンテーション共有プラットフォーム「SlideShare」にアップロードしたスライドを簡単に埋め込む方法を、2025年現在の最新情報に基づいて解説します。手順はとてもシンプルなので、ぜひ試してみてください!

ステップ1: まずはSlideShareにスライドをアップロード

SlideShareは、LinkedIn(現在はScribd傘下)が提供する、プレゼンテーション資料やPDFなどをオンラインで共有できるプラットフォームです。ここに資料をアップロードすることで、世界中の人が閲覧可能になり、また、ウェブサイトへの埋め込みも容易になります。

まだアカウントをお持ちでない場合は、SlideShare(またはScribd)でユーザー登録を済ませておきましょう。多くの場合、LinkedInアカウントやGoogleアカウントでのサインアップも可能です。

ポイント:SlideShare以外にも、Googleスライド自体を直接埋め込んだり、Speaker Deck、Canvaなどのツールで作成・共有したプレゼンテーションも同様の方法で埋め込める場合があります。今回はSlideShareを例に進めます。

ステップ2: SlideShareから埋め込み用のコードまたはURLを取得

SlideShareにスライドをアップロードしたら、次はそのスライドをGoogleサイトに埋め込むための情報を取得します。

  1. 埋め込みたいスライドのSlideShareページを開きます。
  2. スライドの下部や共有オプションの中に、「Share(共有)」や「Embed(埋め込む)」といったボタンがありますので、それをクリックします。
  3. 表示されたオプションの中から、以下のいずれかをコピーします。
    • 埋め込みコード (Embed Code): 通常、`<iframe>` タグで提供されます。サイズ調整オプションが付いていることが多いです。
    • スライドの直接URL: スライド単体を表示するページのURLです。
SlideShareの共有オプション画面のイメージ(ShareやEmbedボタン)
SlideShareの共有オプションから埋め込み情報を取得(画像はイメージです)

以前のSlideShareでは埋め込みコードのサイズをいくつか選択できましたが、現在のUIでは提供されるオプションが異なる場合があります。多くの場合、iframeのwidthとheight属性を後から手動で調整するか、Googleサイト側でサイズ調整が可能です。

ステップ3: Googleサイトにスライドを埋め込む

現在のGoogleサイト(新しいGoogleサイト)では、外部コンテンツの埋め込みが非常に簡単になっています。

  1. スライドを埋め込みたいGoogleサイトのページを開き、編集モードにします。
  2. 画面右側の「挿入」パネルから**「埋め込む」**オプションを選択します。
    Googleサイト編集画面の「埋め込む」オプションのイメージ
    Googleサイトの「埋め込む」機能
  3. 「埋め込む」ダイアログが表示されるので、「URL別」または「埋め込みコードを使用」のタブを選択します。
    • SlideShareで**スライドの直接URL**をコピーした場合:「URL別」タブにURLを貼り付けます。Googleサイトが自動的にプレビューを生成しようとします。
    • SlideShareで**埋め込みコード(iframe)**をコピーした場合:「埋め込みコードを使用」タブにコードを貼り付けます。
  4. プレビューが表示されたら、内容を確認し、問題なければ「挿入」ボタンをクリックします。

ステップ4: サイズ調整と公開

ページにスライドが埋め込まれると、プレビューが表示されます。

  • 埋め込まれたスライドの枠線にある青いハンドルをドラッグすることで、**表示サイズを直感的に調整**できます。
  • 必要に応じて、スライドの位置もドラッグ&ドロップで移動できます。
Googleサイト上で埋め込まれたスライドのサイズを調整しているイメージ
埋め込んだスライドのサイズはドラッグで調整可能

表示に問題がなければ、Googleサイトのページを「公開」すれば完了です。これで、あなたのウェブサイト訪問者がSlideShareのスライドを直接閲覧できるようになります。

まとめ – セミナー資料を眠らせず、ウェブで活用しよう!

いかがでしたでしょうか?GoogleサイトとSlideShare(または他のプレゼンテーション共有サービス)を組み合わせることで、手間をかけずにリッチなコンテンツをウェブサイトに追加できます。

セミナーやプレゼンテーションで作成した貴重な資料は、一度きりで終わらせるのではなく、ウェブサイトに掲載することで、より多くの人に見てもらう機会を増やし、継続的な情報発信の資産として活用できます。これは、コンテンツマーケティングの一環としても非常に有効ですし、SEOの観点からもサイトの専門性や情報量を高めることに繋がります。

ポイント:埋め込んだスライドがモバイルデバイスでも適切に表示されるか、必ず確認しましょう。Googleサイトのプレビュー機能や実際のスマートフォンでの確認が重要です。

ぜひ、この方法を活用して、あなたの知識や情報を効果的に発信し、ビジネスの成長に繋げてください。