2026年7月22日、豊田商工会議所にて、生成AI・IT活用に特化した専門相談窓口の初回セッションを担当させていただきました。
13時から17時まで、1枠1時間の完全予約制で計4枠。
この日の豊田は、会議所付近の気温が42℃。
アスファルトから立ち上る熱気で、信号待ちをしているだけで汗が滲んでくる、そんな一日でした。

正直、「今日はさすがに誰も来ないだろうな」と、少し覚悟していました。
エアコンの効いた会社から一歩も出たくない気温です。

それでも、汗を拭いながらドアを開けてくださった経営者が2社ありました。

なぜ「相談窓口」という形なのか

これまで豊田商工会議所様とは、単発の専門家派遣という形でご一緒してきました。
今回はそこから一歩進んで、毎月第2水曜日に定例で相談を受け付ける窓口へと形を変えています。
8月から12月まで、継続して開催が決まっています。

単発の講演は「聞いて終わり」になりがちです。
しかし経営の現場で本当に必要なのは、聞いた後に浮かんでくる「うちの場合はどうすればいいんだ」という個別の疑問に答える場所です。
相談窓口という形式にこだわったのは、そこに理由があります。

「ツールの話」より先にすべきこと

今回お越しいただいたお二方との相談で、共通して感じたことがあります。
皆さん、ChatGPTやGeminiといった個別のツール名はすでにご存知です。
しかし「で、うちの会社は何から手をつければいいのか」という段になると、途端に手が止まる。

これは無理もないことです。
AIというのは、電動ノコギリのようなものです。
刃の性能をいくら説明されても、何を切るために使うのかが決まっていなければ、宝の持ち腐れになります。

私が相談の場でまず伺うのは、ツールの使い方ではなく「その会社が今、どこに時間を取られすぎているか」という一点です。

そこが定まって初めて、どのツールをどう使うかという話に進めます。
軸が定まらないまま流行りのツールに飛びつく会社を、これまで数えきれないほど見てきました。
逆に言えば、軸さえ決まれば、あとの実装はそれほど難しくありません。

42℃の中、来てくださったお二方に

エアコンの効いた会社から、あえて外に出て相談窓口の予約を入れる。
この日の気温を考えれば、それだけで一つのエネルギーが要ることです。
その事実だけで、私は十分な手応えを感じています。

「AIをどうにかしたい」という漠然とした不安を抱えながらも、実際に一歩踏み出す。
この行動力こそが、変化を起こす会社とそうでない会社を分ける最初の分岐点だと、私は考えています。

8月以降も、毎月お待ちしています

この相談窓口は、8月12日、9月9日、10月14日、11月11日、12月9日と、毎月第2水曜日に継続して開催されます。
1事業所につき1コマ、リピートでのご利用も可能です。

「うちみたいな規模でAIの相談なんて」と思う必要はありません。
むしろ、日々の業務に追われて手をつけられずにいる会社ほど、一度立ち止まって話してみる価値があります。

豊田商工会議所様、そしてこの猛暑の中お越しいただいたお二方に、心より御礼申し上げます。
次回以降も、地域の中小企業の現場に寄り添いながら、務めさせていただきます。

会員の皆様、ご興味をお持ちの方は、豊田商工会議所 https://www.toyotacci.com/ までお問い合わせください。

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