▼この記事でできること
- 自社VPN構築の基本的な知識の習得
- 既存のPC設備を使った自社VPN構築の方法の理解
- 安価なラズパイを利用した自社VPN構築の方法の理解
こんにちは、タテマツです。
中小企業にとって、情報セキュリティは大きな課題です。
特にリモートワークが普及した現在では、社員が自宅や外出先から業務にアクセスすることが多くなり、情報漏えいや不正アクセスのリスクが高まっています。
そこで、自社VPNの構築が必要になってきます。
しかし、専用のVPN機器を導入するには費用がかかりますし、セキュリティに関する知識も必要です。
そこで、今回は中小企業でも手軽に導入できる自社VPNの構築方法を紹介します。
【既存のPC設備を利用した自社VPN構築】
まずは、既存のPC設備を利用した自社VPN構築方法を紹介します。
この方法は、既に社内で使われているPCをVPNサーバーとして活用する方法です。
安価な中古PCを導入するのも良い方法です。
必要なものは、Windows ServerやLinuxなどのOSがインストールされたPCと、VPNサーバーソフトウェアです。
VPNサーバーソフトウェアには、OpenVPNやSoftEther VPNなどがあります。
VPNサーバーソフトウェアをインストールし、必要な設定を行えば、社内ネットワークに接続している社員は、PCからでもスマホからでも、VPNクライアントソフトを使って、外出先からでも社内ネットワークにアクセスできるようになります。
【安価なラズパイを利用した自社VPN構築】
次に、安価なラズパイを利用した自社VPN構築方法を紹介します。
この方法は、Raspberry Piという小型コンピューターをVPNサーバーとして利用する方法です。
必要なものは、Raspberry Pi本体と、専用のOS「Raspbian」、VPNサーバーソフトウェアです。VPNサーバーソフトウェアには、OpenVPNやPiVPN、SoftEther VPNなどがあります。
Raspberry PiにRaspbianをインストールし、VPNサーバーソフトウェアをインストール・設定すれば、社内ネットワークに接続している社員は、VPNクライアントソフトを使って、外出先からでも社内ネットワークにアクセスできるようになります。
安価なのにVPNサーバーとして十分な性能を持ち、手軽に構築できるのが特徴です。
電気代も少なくて済み、かつ端末も非常に小さいため場所をとらないのでとても経済的です。
(2023年3月現在、国内では入手困難な状況ですが、2023年後半から在庫は落ち着くとのことです。)
まとめ
自社VPNの構築には、セキュリティに関する知識や技術が必要ですが、今回紹介した方法は初心者でも簡単に導入できます。
また、既存のPC設備を流用した方法や、安価なラズパイを利用した方法など、中小企業でも負担なく導入できる方法があります。
自社VPNを導入することで、社員のリモートワークのセキュリティを確保し、情報漏えいや不正アクセスのリスクを減らすことができます。
ぜひ、今回紹介した方法を参考に、自社に最適な自社VPNを構築してみてください。
当社でもVPNの導入などセキュリティ関連のお問い合わせを受け付けています。
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